高齢化し地域社会を支えきれない | ようこそ!かっちゃんげえへ

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議員との意見交換会
高齢化し地域社会を支えきれない
東郷山田地区

 東郷町の5つのコミュニティー協議会と市議会議員の意見交換会が20日いっせいに行われました。日本共産党の井上勝博市議が参加した山田地区コミュニティー協議会との意見交換会では、事前に設定された3つのテーマの根本に、集落が高齢化し地域社会を支えきれないという深刻な問題が横たわっていました。
 
 薩摩川内市内の多くの地域で問題になっているのが地域の高齢化です。薩摩川内市は65歳以上が6割以上の地域を「限界集落」と名づけ補助金などをつけたりしています。
 しかし、現実は高齢化が進むと道路美化作業や河川愛護作業のようなボランティア活動ができなくなります。道路が交通安全上放置できない状態になったり、大雨のときの河川氾濫の心配が出てきたりします。
 行政側からは「道路美化や河川愛護は無理をしないでほしい。気軽に支所などに相談してほしい」と呼びかけていますが、住民は「なかなか除草などをやってもらえない」と不満の声が出ています。
 住民からは「補助金を悪いとは言わないが、補助金にも限界がある。根本的な問題解決が出来ないか」「徳島県上勝町の葉っぱビジネスのようなことができないか」などの意見が出されました。
 井上市議は、「高齢化、過疎化の根本には農業の衰退があります。農業を再び活性化させるためにどうしたらいいか。いっしょに考えて行きたい」と述べました