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日本の原発は「五重の危険」
住民運動がプルサーマル推進知事を変えた
原発講演

 21日、チェルノブイリ原発事故の教訓と原子力政策の根本的転換と題する講演会に県民86人が川内文化ホール第一会議室を埋めました。
 講師は、福島県から来鹿した原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員の伊東達也氏。伊東氏は、1994年に福島県民調査団団長としてチェルノブイリ原発事故の現地を視察。4万9千人もの町から2時間の間に誰もいない町になったプリチャピ市のようす、事故現場に近づくにつれ放射線カウンターの針が振り切れたときの恐怖などを話しました。
 伊東氏は、日本の原発は①苛酷事故の可能性を否定できないことや原発の老朽化問題、②世界有数の地震国③人口密集地に集中立地している④原子力規制機関が存在しない⑤利益優先で運転など五重の危険があること、金沢地裁が志賀原発の運転差し止め判決をおこなったことで川内原発も含めて全国の原発が地震による大事故の可能性を否定できなくなったこと、全国で最初にプルサーマル計画に同意した佐藤栄佐久福島県知事が、県民の運動と世論によって変化していったようすなど原発の危険に反対する住民運動の役割など話しました。
 参加者は、「さすがにチェルノブイリ原発の現地にいった人の話は迫力があった」「原発が思っていた以上に怖いことを知ってしまった」などの感想を述べていました。